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Channel: アトピー漢方専門ブログ
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アトピー性皮膚炎で全身から汁(滲出液)が流れ出る誘引はステロイドの乱用ばかりとは限らない

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ZZZZ6140
ZZZZ6140 posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー性皮膚炎ではしばしば滲出液が流れ出る現象がみられるが、その多くはステロイドの乱用が原因となることは常識である。

 皮膚科医師の指示通りに塗布しているのに、突然滲出液が全身から流れ出るようになって、止めはがつかなくなって漢方相談に来られるケースが多いのは、皮膚科医師の指導間違い、いわゆる誤治であることに違いはない。

 医師の誤治や患者自身のステロイド乱用が原因で、滲出液が漏出するケースは日常茶飯事なので、いまさら驚くこともないが、最近遭遇した例では、ここ15年間はまったくステロイドを離脱し、使用していなかったにも関わらず、滲出液が大量に漏出して相談に来られたケースがあった。

 ステロイドとは無関係に全身から滲出液の激しい漏出が続く例は珍しい。

 振り返ると、その誘引は偏食を続けていたことにあるらしく、アトピーの一般的な症状とともに、次第に滲出液が伴うようになり、医師による保険漢方の投薬を受け、ツムラの越婢加朮湯を主軸とした様々な配合を続けながらも次第に増悪する一方。

 ステロイドとは無関係な状況下で、全身から激しく滲出液が漏出して不眠と体力喪失で疲労困憊の状態で来られたが、幸いにして三種類の漢方処方併用により、15日前後でほぼ完璧に滲出液が出なくなった。

 滲出液が完全に止まってこそ、これからがアトピーの完全寛解に向かって互いの根気勝負が始まるはずであるが、完全に安定するまで継続できるかどうかは本人次第。

ZZZZ6159
ZZZZ6159 posted by (C)ヒゲジジイ

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